【夫が逃亡!】後悔した立ち会い出産から考える『立ち会い出産の意味』とは? | のりこ@主婦ライター

出産の数だけドラマがあるように、立ち会い出産の数だけドラマも生まれます。感動的なドラマもあるでしょう。

しかし、『感動的な立ち会い出産』の裏には『後悔しかない立ち会い出産』も存在します。

今回は体験談をもとに『後悔しない立ち会い出産』『立ち会い出産の意味』について考えてみました。

お産真っ只中!逃亡してしまった夫の行方

私は3人出産したのですが、長女のときの、夫の行動について書いていきたいと思います。

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長女は約11年前、助産院で出産しました。初産ということもあり「夫が側にいてくれると安心するかな?」という思いから、私は立ち会い出産を選んだのですが・・・

まず、陣痛のさなか「大丈夫?!」「痛い?!」「どこが痛いの?!」と旦那からエンドレスで聞かれるという地獄を味わいました。

見て感じて!

聞いて察して!

どう考えてもこの状況は大丈夫な感じしないし、思う存分痛そうだと思う。痛くないわけないと思う。

「大丈夫?」も「痛い?」も、旦那の思いやりだと思います。

それが分かっているからこそ、「うるせー!」とか言えません。

「ちょっと黙ってて・・・」とかも言いにくいんですよね。

なので痛みをこらえ、振り絞るような声で旦那の地獄の質問に答えていたのですが・・・

「え?!何?もうちょっと大きな声で言ってくれないと聞こえないよ!」と。

「もう出てけよ!」と心の中では思ったものですが、黙ってこらえていました。

すると突然「のりこの辛そうな顔を見てるのが辛いっっ!」と言い残し、本当に出て行ってしまいました。事前相談なし。

まさかの逃走。おたく、そんな瞬発力ありましたっけ?っていうくらい、勢いよく分娩室の扉をスライドさせて出て行きました。まぁ堂々たる姿で分娩室を出て行きましたね。後ろ姿に心斎橋のグリコを感じるほど、嬉々とした姿で出て行ったようにも見えました。

この状況を一言で言い表すなら「お前、何なん?」。

旦那が逃走するという宿命を背負って出産に挑んだ私ですが、無事元気な女の子を出産しました。

もちろん思い出に残る出産ではありましたが、感動とは程遠く(そもそも生まれた瞬間、旦那の居場所がわからない)、なぜか新生児室の前で発見された夫。

事前にお産について夫と話し合いの時間を怠ってしまった私も悪いなーと感じたのですが、同じく、事前準備を怠ってしいまったがゆえに、満足な立ち会い出産ができなかった人は少なからずいるかと思います。

友人エピソード:長引く陣痛に、飽きてしまった旦那さん

私の場合は夫がスタコラサッサと分娩室を出て行ってしまったので、私的には「これで落ち着いて出産に挑める・・・」と安堵すらしました。多分、私があの状況で走り回れたのであれば、やかましい旦那を撒いて分娩室にこっそり戻っていたと思うので。

これは高校時代の友人から聞いた体験談なのですが、友人の旦那さんは、長引くお産に飽きてしいまったということでした。友人の旦那さんは「やればできる子だから、もうちょっと頑張ってみよっかー」という励ましがいるタイプなのでしょうか?千と千尋の坊(ぼう)くらい、待てない人なのかもしれないという疑惑すらわいてきますが、銀行員です。

長引くお産に飽きてしまった旦那さんは、「あと何分で生まれるの?」「まだー?」「早くぅ」と、ジャンプを読みながら、しきりに言ってたそうです。

「知らんがな」と。あと何分で生まれるかなんて、産む側の人間が一番知りたい情報ですよと。

それに対し友人は

「ごめんね、ごめんね。あと1時間以内には生まれると思うから。あともう少し頑張って」

と、まさかのエールを、ジャンプを読んでいるだけの旦那さんに贈っていたとか。切ない・・・!

で、その時の心境を友人に聞いたら、「どうしても立ち会いして欲しいから、もうなだめるしか無いなって思ったんだ・・・」って言いながら、遠い目をしていました。立ち会い出産て、夫をなだめながら行うものでしたっけ?

立ち会い出産、後悔しないために出来ることは何だろう?

立ち会い出産のメリットは、立ち会い出産を視野に入れて検討したことがある人、実際された人であれば周知の事実かもしれません。

しかし私は、メリットから理想を思い描き、それをただ鵜呑みにしてしまうことが、立ち会い出産における「思っていたのと違った」を生んでいるのでは無いかと感じています。

『立ち会い出産をした方がいい』『しない方がいい』と経験者の意見は分かれますが、立ち会い出産には夫側・妻側、両者ともに、向き不向きがあるのではないでしょうか。

例えば立ち会い出産のメリットとして

・夫婦の絆が強くなる

・ママが安心する

・夫が育児に積極的になる

が挙げられます。しかし逆に、

・夫婦間に溝ができてしまった

・全く安心できなかった

・夫の育児参加が積極的になっているとは感じない

などメリットがデメリットとなる可能性だってあるわけで。

大事なのは、メリットとして挙げられていることが本当にメリットであったと、産後感じられるよう、しっかりと夫婦で話し合い、事前に準備をすることだと思います。

立ち会い出産の意味を考えてみる

立ち会い出産の事前準備というと、サポート面を重要視しがちです。しかし、お互いに立ち会い出産の意味を真剣に考える時間、共有する時間こそ大切なのではないでしょうか。

ママは「なぜ立ち会って欲しいのか」

パパは「なぜ立ち会いたいのか」

ママは「何をされると嫌だと感じるのか」

妊娠中から立ち会い出産の意味を夫婦で考え共有し、しっかり話し合う時間を持てると素敵だなーと思います。

長女の出産で逃げ出した夫、3人目で再び「立ち会いする」の巻

1人目の経験から、「もう立ち会い出産はいいかな」と思っていた私ですが、3人目を妊娠中、夫婦で立ち会い出産について話し合う機会がありました。

心の中では「お前、次逃げ出したらマジ許さねーぞ」と思っていましたが(笑)

私は「なぜ立ち会って欲しいのか」

夫は「なぜ立ち会いたいのか」

意見のすり合わせをしっかり行い、再び立ち会い出産に臨みました。

3人目を出産する頃は結婚6年目を迎えていましたから、お互いに本音で話しやすかったのもあるかと思います。

結果、いざ!立ち会い出産!となった時、夫は1人目の経験(主に失敗談しかないけど・笑)から、動揺することなく、しっかりとサポートしてくれました。

ハラハラドキドキした1人目の出産も

最初から1人で臨んだ2人目の出産も

最後まで立ち会いとなった3人目の出産も

『立ち会い出産の有無』に関わらず、私にとって我が子が誕生する瞬間は、どれも一生忘れることが出来ないほど感動的なものでした。

あなたはどのようなお産を望んでいますか?どのようなお産でしたか?

『立ち会い出産のメリット・デメリット』という特集や記事をよく見かけますが、メリット・デメリットだけで語れるものではないと、私は自身の出産を通じて感じています。

夫婦にはそれぞれの形があり、夫の性格、妻の性格だって違います。お産の形も一人一人違います。

立ち会い出産を機に夫婦の溝が深くなる人もいれば、絆が深まる人だっています。

今回は私の体験談と友人の体験談をもとに記事を書いていきましたが、今回の記事が、これから出産する方にとって少しでも参考になれば幸いです。

また、すでに立ち会い出産を経験されて「最悪だった」と感じている方に、「筆者の夫に比べたらマシかも」と比較して安心してもらったり。

「うちの夫の方が最悪やったわ!」というエピソードをもって、更に悲惨な方の安心材料になればとも思います(過ぎ去りし日の笑い話になっているのであれば・笑)

新しい命が誕生する「奇跡の瞬間」。

『その時をどう迎えるか、どう迎えてあげたいか』まだ見ぬ我が子を想い考える時間が、実はとても幸せな時間だったことに気づくのは、子育てがひと段落つく頃でしょうか?それとも、おじいちゃんおばあちゃんになった頃でしょうか?^^ 

おしまい。

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投稿者: のりこ@主婦ライター

大阪在住。3姉妹の子を持つ主婦ライター。「優しそうに見えて毒舌だよね」と言われることが多いです。「どうしよう…」「よくわかんない」「ルンバが欲しい」が口癖。好きな食べ物はパイの実と鮭おにぎり。特技は山口百恵のモノマネです!旦那は天パです!よろしくお願いします。 TWITTER