「常に機嫌よく見せること」は、最低限のマナー。歳を重ねた大人の「不機嫌さ」は 人を遠ざけるだけ。

「あの人、絶対怒ってるよね?私何かしたかな・・・」とか、
「なんとなくいるだけで、空気重たくね?」

そんな、「なぜだか機嫌の悪い人」って、割と一定数存在するような気がします。
私自身、特にそういった人に向けて「ムカつくぜ!」とか「落とし穴にうっかり落ちてしまえばいいの に」とは思わないのですが、

「機嫌よく見せることもマナーの一つ」なのではないかな?と思うことがあります。

辛い時、悲しい時、しんどい時に、無理に笑顔を作ることはしなくて良いかと思います。

ですが、ある程度年齢を重ねた人であれば、「自分の機嫌くらい自分で取りなさいよ」と思うのです。

不機嫌を振りまいていいのは、子供だけなのかも知れない

前述した通り、辛い時、悲しい時、しんどい時に、無理に笑顔を作ることはしなくて良いかと思います。 てか、出来ません。私も。

例えば、こんな人っていませんか?

注意したら、ふてくされて黙り込んでしまう新人

常に上から目線で怒鳴ってばかりの上司

むすっとした顔で返事もしないお年寄り

人の揚げ足を取ったり、悪口の多い人

口に出せない不満が、不機嫌な態度として現れているのかも知れません。

不機嫌であること自体は相手側の問題なので「放っておけば Ok!」と思うのですが、不機嫌な人が周りに 与える影響というのは案外大きいのではないでしょうか。

だんまりしている人を見ていると、「あれ?私なんかやっちゃったかな?」と不安になってしまいます。

理不尽に怒鳴られたり怒りをぶつけられると「クッ・・・お前なんやねん・・・」と、平穏だった心が乱 れ、負の感情に支配されそうになります。

そして、そういう人が一人でもいると、その場に緊張が走り、空気がものすごく悪くなります。

常にご機嫌でいるお医者さんの話

「常にご機嫌でいること」を大切にしているお医者さんのお話を聞いたことがあります。

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患者さんの容体が悪くなると、ナースは夜間でも勤務時間外の先生に連絡を取らなくてはいけないことが あります。

しかし、先生が到着する頃には患者の容態は安定し、すっかり元気!ということもあるそうです。

本来であれば、勤務時間外に無駄に呼び出されれば、ムッとしてしまいそうな場面ですが、その先生はニ コニコしているそうです。そして

「患者さんに何もなくて良かったよ。また何かあったら、迷わず連絡をするんだよ」と言って、ナースを 励まし帰ります。

聞けば、先生はこう答えます。

「もし私があそこで不機嫌さを出してしまえば、ナースは次、患者の容態に違和感を感じた時、私に連絡 することを躊躇してしまうだろう。その、ほんの一瞬の迷いが患者の命取りになる場合があるんだ」と。

ご機嫌に見せることは、相手への気遣いでもあり、思いやりという温かい心が隠れています。

不機嫌を振りまいても可愛いのは子供まで

常にご機嫌でいることって、実はかなり難しいことだと思います。生きていれば、

理不尽なこともあるし
気の合わない相手とのやりとり
朝から虫の居所が悪い日

だってあります。


自分の機嫌が悪くなってしまうのは、相手や環境が悪いのかも知れない。


しかしそれを、「不機嫌」という表現方法でばらまくことは、周囲に気を使わせ、その場の空気を自分勝 手な感情でよどませるということです。


それ自体、周囲への配慮に欠ける幼い行為ではないかと思うのです。

子供であれば、感情を露わにし、不機嫌さマックスでも「お〜よしよし」と思ってもらえることでしょ う。あまりにしつこいようであれば、「やかましいわ」と一喝しますが、それでも大らかな気持ちで寄り 添ってあげたいと思えるものです。

大人、特に歳を重ねれば重ねるほど、不機嫌を振り撒けば人は離れていくでしょうし「面倒臭い人」のレ ッテルを貼られるだけです。反対に、歳を重ねた人の「ご機嫌さ」は、周囲を活気付かせ、爽快感を与え ることでしょう。

人望が厚く仕事の出来る人はご機嫌で建設的な人が多い

周りを見渡してみると、人望も厚く仕事の出来る人というのは、常にご機嫌でいる(見せている)ように 感じます。そして建設的な態度を持ち合わせているようにも感じます。


それは単にニコニコしているのではなく、大人の対応として、あえて大らかに接しているようにも感じま す。


「自分の機嫌を自分で取れる人」というのは、たとえマイナスだと思える出来事に出会ったとしても、建 設的な態度で解決できるのではないでしょうか。


周囲への配慮が十分にできる対応や前向きさは人望となり、全てが好転的に回り出しているようにも感じ ます。


そして、いざという時に怒れる人というのは、やはり魅力を感じます。

夫婦関係、家族間においても、最低限ご機嫌でいることはマナー

これは、夫婦間、家族間においても言えることだと思います。


⻄野カナの「トリセツ」の歌詞(「急に不機嫌になることがあります 訳を聞いても 答えないくせに放 っとくと怒ります。いつもごめんね」)が話題になったことがありましたが、あれは恋愛関係にある男女 だからこそ許される内容でほっこりするのであって、夫婦だとムカつくだけです。

「急に不機嫌になるけど、不機嫌になった理由は言わないけど、放っておくと怒っちゃうぞ!プンスカプ ン!」とか、私は女ですが、同性から見ても、「こいつ、ややこしい女だな。うっかり落とし穴に落ちれ ばいいのに」と思ってしまいます。


家族であっても、夫婦であっても、腹の立つことはあるかと思います。私もあります。


腑に落ちないことがあるのであれば、「察しろよ」と言わんばかりの態度や、だんまりで不機嫌をふりま くのではなく、「言葉で伝える」って実はとても大切なこと。


親しき間柄だから少しくらい横暴な態度で接していいというのではなく、親しき間柄であるからこそ、家 族がご機嫌で居られる空間を作ることは「マナー」なのかも知れません。

不機嫌な人に出会った時に「機嫌をとる」ことは無意味

会社の同僚

友人

家族

不機嫌を振りまく人に出会った時「機嫌を取らないと・・・」と、私はよく思ってしまうのですが、それ って、なんて無駄で無意味な思考なのだと思います。

不機嫌でいることで、「周囲が機嫌をとってくれるだろう」という態度で居続けること自体、なんて自分 勝手で配慮に欠ける人なのかと思います。

また、不機嫌になった理由はわかるけれども、それを「だんまり」や「あからさまな態度」「怒鳴り散ら す」などという態度を取ることは、周囲を不愉快にさせ場の空気をよどませる「マナー違反」なのではな いでしょうか。


不機嫌な人と出会った時、こちらが察して何らかの行動を起こすことは、自分自身が疲弊してしまいます し、ともすれば相手の不機嫌な感情を受け取って消耗してしまうことでしょう。


〜ご機嫌に見せることは最低限のマナー〜


そんな風に周りへの配慮と思いやりを持てたなら、今よりもっと暮らしやすい世の中になるのではないで しょうか。


旦那にムカついた時、通りすがりにさりげなく足を踏んづけて憂さ晴らししている私は、そう思いますね (棒読み)


おっしまーい